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†Somewhere†





いつかどこかで
あの紅を見た



タークスに配属されて、初めての単独任務。
息を潜めて、闇を探る。
そうして、次の任務に予想される障害を排除する。
障害はモンスターだけではなくて、人である可能性だって、否めない。
それが、今回の任務。
難しいことではないけれど、期間が定められていない分、精神的には難しい部類に入るだろう。


(…やっぱり)


こうして、たったひとりで闇の中にいると、思い出すことがある。
抱いた疑惑と、鮮やかな紅。
綺麗な青と、その奥に潜む、明滅する赤。
もう、気のせいだなんて言えない。


(初めてもらった時には、なかった、光)


落とす前は、ただの輝石だった。
けれどこれは…人工的な作為がある。


(…レノ先輩)


自分が想う人のことだ。
信じたい気持ちはある。
けれど、信じられる要素がなければ、気持ちを維持することは難しい。


(いつだって、どこでだって、この想いは変わらない)


初めて逢った時から変わらないのだから。
不真面目に見える態度も。
任務に関わる時に変わる鋭利な空気も。
人を突き放して。
人を信じていなくて。


(そんな先輩が好きなんです)


この想いはきっと、変わらない。
だから、この明滅する光は私の心。



【to be continued...?】



後書代わりの戯言



…えっと、とうとう名前変換がありませんι
でも、ここを入れないと、この先が続かないので、ご了承を(泣)

嬉しいことに、連載を再開しましたところ、
「再開が嬉しい」と言ってくださる方がいました。
一年も更新していなかったのに、そのような温かい言葉を頂けて、
私は本当に幸せ者だと思いました。

できるだけゲームに沿いたいとは思っていましたが、
展開としましてはこの後、季節外れの例の章へ入る予定です。
がんばって書き続けますので、どうぞよろしくお願い致しますね。


よろしければ、ご感想などいただけましたら幸いですv


web clap





2009/01/11 Wrote
2009/01/12 UP



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7-mori eyelid (©) Midori Yuki
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